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採用手法の全体像を示す資料と、ノートパソコンで採用計画を検討する担当者の手元

HR RECRUITING TOOLBOX

採用手法を、
まず地図で理解する。

求人媒体・ダイレクトリクルーティング・人材紹介・リファラル採用・採用代行。性質の異なる手法の位置づけを、料金体系の違いから整理します。

採用手法の全体像

中途採用を担当する立場になって最初に戸惑うことのひとつが、採用手法の種類の多さです。求人媒体に求人票を出す方法、企業側からダイレクトメッセージを送るダイレクトリクルーティング、人材紹介会社に候補者の紹介を依頼する方法、社員の紹介を活用するリファラル採用、採用業務そのものを外部に委託する採用代行(RPO)など、性質の異なる手法が並行して存在しています。

これらの手法は、どれか一つが優れているというものではなく、募集する職種の専門性、母集団を集めたい速度、社内の採用担当者の稼働時間、そして予算の使い方によって向き不向きが変わります。当サイトでは、この後のページで求人媒体(求人媒体の比較)、ダイレクトリクルーティング(ダイレクトリクルーティングの比較)、採用管理システム(ATSの比較)、人材紹介・RPO(人材紹介・RPOの比較)という順番で、それぞれの領域の主要プレイヤーを事実項目で比較していきます。このページでは、その前提となる手法ごとの基本的な位置づけを整理します。

なお、当サイトが扱う情報は、あくまで採用担当者が自社に合う手法やサービスを検討するための一般的な整理であり、特定の採用手法や特定のサービスを一律に推奨するものではありません。実際の選定にあたっては、募集職種の特性や社内のリソースに応じて個別に判断してください。

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4つの手法の位置づけを比較する

まず、代表的な手法をひとつずつ例に取り、運営会社・料金体系の種類・費用が発生するタイミングという事実項目だけを並べて比較します。ここでの数値の記載はあえて避け、仕組みの違いに焦点を当てています。詳細な比較は、それぞれの専門ページで確認してください。

プレイヤー運営会社(例)料金体系の種類費用発生のタイミングの目安
求人媒体(例: Indeed)Indeed Japan(Recruit Holdings傘下)クリック課金型・掲載期間契約型など媒体ごとに異なる求人の閲覧・クリック時、または契約締結時
ダイレクトリクルーティング(例: ビズリーチ)株式会社ビズリーチ(ビジョナル完全子会社)プラン契約制(複数の料金プランから選択)が一般的契約締結時(プランにより入社決定時の成功報酬あり)
採用管理システム(例: HRMOS採用)株式会社ビズリーチ個別見積による月額制契約締結後、毎月の利用期間中
人材紹介(例: リクルートエージェント)株式会社インディードリクルートパートナーズ完全成功報酬型(理論年収×料率が一般的な算出方法)候補者の入社が確定した時点のみ

運営会社・料金体系は各社公式サイトを直接確認したうえで記載。具体的な金額は変動するため公式サイトでご確認ください。2026年9月時点。

この表からも分かるとおり、求人媒体は「掲載してからどれだけ応募が集まるか」という母集団形成の手法であるのに対し、人材紹介は「入社が決まって初めて費用が発生する」成功報酬型が中心です。ダイレクトリクルーティングと採用管理システムは、その中間に位置し、日々の運用工数と引き換えに、能動的にアプローチできる範囲を広げる仕組みだといえます。

求人媒体という手法

求人媒体は、自社の求人情報を転職サイトや求人検索エンジンに掲載し、求職者からの応募を待つ手法です。Indeedや求人ボックスのような求人検索エンジンは、複数の求人情報を横断的に検索できる仕組みで、無料掲載の枠を持ちながら、より上位に表示したい場合にクリック課金型の有料オプションを利用する設計が一般的です。一方、doda・マイナビ転職・リクナビNEXTのような総合転職サイトは、あらかじめ掲載期間と原稿サイズを決めて契約する期間契約型が中心で、掲載中の応募数や採用人数にかかわらず費用が一定になる設計が多く見られます。

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求人媒体は、比較的短期間で一定の応募数を確保しやすい一方、応募者の母集団は媒体の利用者層に左右されます。求人媒体ごとの運営会社・掲載形式・料金体系の種類の違いは、求人媒体の比較ページで詳しく整理しています。

ダイレクトリクルーティングという手法

ダイレクトリクルーティングは、企業側が人材データベースの中から自社の要件に合う人材を探し出し、スカウトメッセージを送って直接アプローチする手法です。ビズリーチやdodaダイレクトのように転職顕在層のデータベースを活用するもの、Wantedlyのように「共感」を軸にした募集記事を通じてアプローチするもの、YOUTRUSTのようにビジネスSNSのつながりを介してスカウトするものなど、アプローチの設計思想には幅があります。

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この手法は、求人媒体に比べて能動的な運用が求められる代わりに、募集していない層(転職潜在層)にもアプローチできる点が特徴です。運用には一定の工数がかかるため、スカウト文面の設計や送信対象の絞り込みといった実務は、採用広報・スカウト文面・面接設計のページで扱います。主要サービスの比較はダイレクトリクルーティングの比較ページを参照してください。

人材紹介・エージェントという手法

人材紹介は、人材紹介会社(エージェント)に募集要件を伝え、要件に合う候補者を紹介してもらう手法です。リクルートエージェント・doda・パソナ・マイナビ転職エージェント・エンエージェントのような総合型のほか、JACリクルートメントのようにミドル〜ハイクラス層に特化した会社、レバテックキャリアのようにIT・Web職種に特化した会社まで、対応領域はさまざまです。

料金体系は、候補者の入社が確定した時点で紹介手数料が発生する完全成功報酬型が中心で、多くの場合「理論年収×料率」という計算方法が用いられます。掲載費用や活動中の固定費がかからない分、専門性の高いポジションや、採用担当者だけでは母集団形成が難しい職種で選ばれやすい手法です。各社の得意領域や上場有無などの比較は人材紹介・RPOの比較ページにまとめています。

リファラル採用という手法

リファラル採用は、自社で働く社員に、知人や前職の同僚を紹介してもらう手法です。紹介する社員がすでに自社の業務内容や社風を理解しているため、候補者に対して実態に近い情報を伝えやすく、入社後のミスマッチが起きにくいとされています。求人媒体や人材紹介のような外部への掲載費用・紹介手数料が発生しない、あるいは低く抑えられる点も特徴です。

一方で、リファラル採用は社員の協力が前提となるため、紹介してもらいやすい社内の雰囲気づくりや、紹介のインセンティブ設計、そして候補者になった知人への丁寧な対応が欠かせません。制度として定着させるための考え方は、採用広報のページでも取り上げています。なお、社員への紹介インセンティブの金額設計や、職業安定法上の留意点については、厚生労働省の職業紹介事業・募集情報等提供事業に関するページを確認したうえで、自社の顧問社会保険労務士等に相談することをおすすめします。

採用代行・RPOという手法

採用代行(RPO:Recruitment Process Outsourcing)は、求人票の作成、媒体の運用、応募者対応、面接日程の調整といった採用業務の一部または全部を、外部の専門事業者に委託する手法です。社内に採用担当者を十分に配置できない企業や、急な増員で一時的に採用工数が膨らんだ企業で選ばれることが多く、料金体系は月額固定型・従量課金型・成果報酬型など事業者によって異なります。

RPOはそれ自体が最終的な母集団形成の手段ではなく、求人媒体やダイレクトリクルーティングといった他の手法の「運用」を代行する立て付けである点が、人材紹介との大きな違いです。どの業務を委託し、どの業務を社内に残すかの切り分けが、RPO活用の成否を左右します。

自社に合う組み合わせの選び方

実務では、これらの手法を単独で使うのではなく、組み合わせて運用する企業が多く見られます。例えば、母集団を広く集めたい職種には求人媒体を使い、専門性が高く数が少ない候補者には人材紹介やダイレクトリクルーティングを使う、といった使い分けです。採用担当者の稼働時間が限られている場合は、求人作成から応募者対応までを無料で一元化できるツール(採用管理システムの比較ページを参照)を軸に据え、必要な部分だけを外部委託するという考え方も選択肢になります。

組み合わせを検討する際は、募集する職種の専門性、採用したい人数、社内の稼働できる時間、そして予算の上限という4つの軸で、それぞれの手法がどこに強みを持つかを照らし合わせることが出発点になります。特定の手法だけに依存すると、媒体の掲載モデルの変更や、エージェントの紹介状況によって採用計画が大きく左右されるリスクもあるため、複数の手法を並行して試しながら、自社に合う比率を見つけていく進め方が現実的です。

よくある質問

中途採用を始めて担当することになりました。まず何から手を付ければよいですか。

最初に、募集したい職種の専門性と急ぎ度を整理することをおすすめします。急ぎでなく母集団を広く集めたい場合は求人媒体、専門性が高く数が少ない場合は人材紹介やダイレクトリクルーティングが選択肢になります。あわせて、応募者情報を一元管理する採用管理システムを早い段階で導入しておくと、複数の手法を併用したときの管理負担を抑えられます。

求人媒体とダイレクトリクルーティングは同時に使ってもよいですか。

多くの企業が両方を併用しています。求人媒体で幅広く母集団を形成しながら、特に採用したいポジションにはダイレクトリクルーティングで能動的にアプローチするという組み合わせは一般的です。ただし、運用工数が増える点には注意が必要です。

人材紹介は費用が高いというイメージがありますが、実際はどうですか。

人材紹介の紹介手数料は、入社が決まった時点でまとまった金額が発生する完全成功報酬型が中心です。掲載費用のような活動中の固定費がかからない一方、1人あたりの成約単価は他の手法より高くなる傾向があるとされています。詳細な手数料の考え方は各社公式サイトでご確認ください。

まとめ:次に読むページ

採用手法には、求人媒体・ダイレクトリクルーティング・人材紹介・リファラル採用・採用代行(RPO)という性質の異なる選択肢があり、それぞれ料金体系や費用発生のタイミング、向いている職種の特性が異なります。どれか一つに絞り込むのではなく、募集する職種や社内のリソースに応じて組み合わせを設計することが、遠回りをしない採用活動につながります。

次のページからは、それぞれの手法の主要プレイヤーを事実項目で比較していきます。まずは募集数の多い求人媒体から確認したい方は求人媒体の比較へ、専門性の高いポジションの採用を検討している方は人材紹介・RPOの比較へ進んでください。

本サイトは採用手法・採用サービスに関する一般的な情報提供であり、求人情報の掲載や職業紹介は行いません。各サービスの料金・仕様は変更されることがあります。